今から20余年前、
中学生の私が宿題に追われて夜までヒーコラしていたある日、
隣の部屋からなんかすごい曲が聞こえてきた。
なんだか聞いたことないけど、聞いたことがあるような曲。
思わず見に行ったら、
曲/久石譲
やっぱり!!なんかそんな感じ!。゚+.(・∀・)゚+.゚
NHKの、驚異の小宇宙・人体 という番組でした。
最初に出てくる谷川俊太郎の詩もよかった。
内容も面白くわかりやすく、
当時としては最先端の3DCGを駆使。
どれだけ最先端かというと、
CG作成者の名前(というか○○大学××教授ってな具合に)がテロップ表示されるぐらい。
大学のコンピュータで、レンダリングに何日もかかったりしてたんだろうなぁ (;´∀`)
今見ると非常にシンプルでわかりやすく、当時としてはすごかったです。
再放送された時にはビデオに録画して、何度も見ました。
ビデオ全巻セットも欲しかったけど中学生の身には高くて全然無理。
ちなみに今も高いですw
そのかわり、この曲のCDと、
さらに何年ものちにピアノ伴奏の楽譜を購入しました。
その当時はがんばって練習して弾けたんですよ。
今は無理ですけど。
驚異の小宇宙・人体
第1集 生命誕生
すべてはここから始まる!
たとえ今はNHKが嫌いってな人でもなんでも、一度は見てほしい。
そして、性教育が難しい小学生にもこれはいいんじゃないかなぁ。
CGじゃないからこその重みってあると思う。
受精の瞬間、卵子にざわわわって波が走るのと、
曲の盛り上がりとを合わせているとこに鳥肌立ったわ。
最初の心臓の鼓動と曲がぴったり合ってるのも鳥肌(゚∀゚)
第2集 しなやかなポンプ
心臓の回。
この回で一番たまげたのは、能役者の人(多分30歳前後)
「道成寺」という話自体は前から知っていたのですが、
へ~、能の舞台でもやるんだコレ、って感じで見てました。
それの練習の時に能役者の人に心拍計をつけてもらいます。
その能役者の人の心拍数が170超え180超えぐんぐん上がっていくんですよΣ(・ω・ノ)ノ
そんなにすっごい激しい動きをしているわけじゃないのに。
というかほとんど動いていないのに。
これが「全速力で止まっている」ってやつかー∑( ̄□ ̄;)
能役者の人、汗だくだく。
そして、装束と面をつけて道成寺の鐘の横での舞いのシーンでは
心拍数200突破
( д) ゚ ゚
いつか能の道成寺を観に行きたいと思いましたね~。
第3集 消化吸収の妙
この回でたまげるのは
「どてっぱらに空いた穴から食べ物を突っ込んで消化の実験」
をやったという昔の話でしょうか。
第4集 壮大な化学工場
沈黙の臓器、肝臓。
というフレーズを覚えました。
肝細胞には核が二つあるとか
肝細胞の機能を実際に作るとどれだけの設備がいるか、とか
そらもう面白いこと満載でしたね。
何気に「魍魎の匣」を思い出させるけど。
核を二つ持つ幹細胞がどんな風に細胞分裂するかどうかはわからないままでした。
第5集 なめらかな連携プレー
骨芽細胞
破骨細胞、
をこの時に覚えました。
地上にいるときはこの二つのバランスが取れているのですが、
宇宙に行くと破壊の破骨細胞の方にバランスが傾いちゃう云々。
第6集 生命を守る・ミクロの戦士たち
これも免疫細胞の仕組みがCGでわかりやすく説明されていました。
音楽とCGでめちゃかっこいい。
骨髄移植のこともよくわかる。
能って私も見たことないんですよね~。
迫力ありそうな心拍数ですね。
いつか一緒に見に行きません?w
>みゃさん
いいっすねぇ、行きましょう。
この間初能観劇に行きましたけど、
セリフわからなさすぎ(;´・ω・)
ストーリーを確実に知っているタイトルを
選んでいくのがいいかもしれません。
道成寺とか、葵上とか。