兵庫県立歴史博物館で開催されている、
美似 the NIPPON 海洋堂のミニチュアコレクション
に行って来ました。


ちっちゃ!
写真がぼけてしまいましたが(;・∀・)
写真では小さいかどうかよくわかりませんが、

この額縁の本体が畳だということで、サイズがわかると思います。

サイズは小さいですが、
職人が作ったものなので、刃物もちゃんと研がれてて切れるそうです。
見ていたら、
中学生のグループに学芸員の人が説明していたので、
近くまで行ってこっそりと説明を聞きました。

額縁内のタイトルの所に書いてある「今清水英一」という名前。
この方がこのミニチュア制作を職人に依頼し、そして額装した人物。
↓目安に30センチの物差しを一緒に入れてます↓

道具の刃だけじゃなくて
柄も本物に使われる硬い黒檀などの木を使用していて、
小さいながらも作るのが非常に大変だったらしいです。
でもそこで柔らかい木を使うとおもちゃになってしまうからあえて本物でという
今清水氏のこだわりがあったそうで。
それを今海洋堂が管理しているってことかな。

まとい。

これは飾りたい。

包丁!(゚∀゚)
実は一番いいなと思ったのがこの包丁額装。

刃の部分の輝きが本物。


刀の作成途中をミニチュアにしたもの。
これを作ったのは日本刀の刀匠ではなく、
メスなどの医療器具を作成している職人に依頼したとのこと。

でも作りは本物。

写真だと分かりにくいですが、刀の長さ10センチぐらいです。

これは…!
自分の好きな刀をこんなミニチュアにして飾りたい人が日本中に居ると思う(*゚▽゚*)

自分のコンデジじゃこんな撮影しかできなくてつらい(´・ω・`)

どう撮ればこのワクワク感が伝わるのか。

能のお面の作成工程。
これも、職人が作っているけれども道具も小さいものを使わないと作れないという鬼仕様。

小さい!

本来の大きさの面が真ん中にあるので、小ささが際立ちます。

面をつくってさらに歌舞伎の隈取を描いたもの。
顔はなんと今清水英一氏本人だそうです。
実は俳優さんで、下2段は自分の演じた色んな役を面にしているそうな。
今清水氏、東京にあった自分の土地を売ったお金で、
この本物ミニチュアを作ったそうです。ヾ( ̄o ̄;)

江戸時代の看板、これは見てて楽しい。

一応全部撮っておく。


火鉢。

ここに本物の炭を入れて暖をとりながら愛でたい。

八百屋さん

魚屋さん

つけもの屋さん

呉服屋さん

雑貨屋さん

花屋さん

寿司屋さん

という説明で、
このジオラマも正面から見るとこんなで、

上から見ると結構歪みがわかる。

漁師小屋も上からだとこんな

正面だとこの質感。

これだと上の方の家が妙に小さいとかわかりやすい。

正面から見るとすごい遠近感Σ(・ω・ノ)ノ

昔の職人が作るドールハウスの質感は今の物とは段違い。
数年前ドイツでドールハウスの博物館に行ったけど、
そこも昔の家具職人とかが作ったドールハウスは見てて鼻血がでそうなほど興奮しました。

これは江戸時代のペーパークラフト
版画で量産、しかも多色刷り。





なんと出来上がるとこんな立体感あふれるものに。

紙を切るのは大変そうですけどね。

ここからは現代の海洋堂さんの作品が並びます。

時代を作ったチョコエッグの動物。
長浜の海洋堂ミュージアムをすでに堪能してきた身としては、物足りんな。
でも結構な数展示してありました。

真ん中にあるのは、雪ミク。

本物は見たことないはずなのに、
本能が嫌がるこの警戒色!!
でもカエルと蛇は欲しいかも(*゚∀゚)=3

普通なら展示の後はお土産屋があるものですが、
海洋堂の場合はガチャガチャが並んでおります。

帰りには御座候の「あんこ大好きアイス」を堪能しました。



















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