アニメ「風が強く吹いている」
原作小説、映画は堪能済。
アニメも面白い!
ってことで、感想を書いていこうと思います。
原作がらみのネタバレあり
ちょっと巻き戻ってからの、OP
ジョージに襷が渡って
「まあああじでええええ!」
からスタート。
ジョージは走りながらすっかり上の空。
他のメンバーに伝わるハナちゃん問題。
いやハナちゃんは全く悪くないんだけど(;・∀・)
走り終わったジョータはまだほわほわで、
ジョージにも伝えてることを言うニコちゃん先輩。
ユキ「弟を動揺させてどうすんだあのバカ!」
ニコちゃん先輩「ハナちゃんは小田原方面へ移動中だ」
ユキ「ゴジラか」
悪気はないけど第3~4区を踏んで行ったからな(;・∀・)
ジョージのほわほわ状態をなんとかする指示を出さねばならない。
カケル「ちゃんと走れバカ!」
走りながら、ハナちゃんの今までの態度の事を思い返すジョージ。
友達として好きなら俺だって好きだ。
そしてハナちゃんは、
そっくりな双子が出て来る設定の少女漫画でヒロインになるなら必須の能力を所持していた。
・双子を特別扱いしない平等に接する
・双子を当たり前に完ぺきに見分ける
しかも「見分けるとか考えたことも無いなぁ」と来たもんだ(・∀・)
監督「くぉらあ!ジョージ!」
やっと我に返るジョージ、聞いている合図を出す。
監督「よくわからんが、蔵原から伝言だ、とにかく聞け!」
ジョージ(カケルから?)
監督「す、『好きなら走れ!』以上!」
監督「ふう…あ、いや、そう言えって言われたから(;´д`)」
運転手の冷たい目線(;・∀・)
ジョージ(何だよそれ、えらそーに)
と思いながらもやっとスイッチの入るジョージ。
そして5区小田原中継所
出走を待つ神童に電話をしているハイジ。
ユキ「何だって?」
神童「絶対に給水しろって」
神童の様子を見ながら、
誰もかれも(視聴者も)
「もうやめとけ」
「やっぱり走らなくていい」
という言葉を必死に抑えているように見える(;∀;)
カケル「誰でも同じです。もう、何も言えません」
画面は神童の実家
雪深い山奥です。
お正月なのでおせちとごちそうが並んで、
親戚一同集まって、箱根駅伝応援観戦です。
LINEのようなもので、妹とやりとししている神童。
風邪っぴきで大変な状態とは、
前もって言えねえよなあ(;∀;)
テレビ画面では、
1位房総大、2位六道大
その画面を見ている藤岡さん。
マフラーとベンチコートを脱いでユキに渡す神童、
薄着になった途端めまいで倒れかけて
ユキに支えられる。
ユキ「-!!」
朝から神童とずっと一緒に居るユキは、
他の誰よりも「もうやめろ」という言葉を
何度も飲み込んできてるなあ(;∀;)
ユキじゃなかったら、
何度ももうやめろって言っちゃってるかも。
声優さんの息を飲む演技だけでめっさ伝わるわー。
神童「いかないと…」
ユキ「だって、5区なんだぞ…いや、どの区間だとしても」
スタッフ「寛政大、喜久井大、準備してー同時に来るよ!」
神童「大丈夫、必ず繋ぎますから」
自分の腕を支えるユキの手に手を当てて離させる神童。
この時のユキの手の動きだけでも何かすごいなあ
引っ張ってでも止めたい気持ちと意志との戦い(;∀;)
ころんころんアイキャッチニラ
ジョージ「くそっ!」
タオルを頭からかぶって悔しがるジョージ。
小田原中継所にハナちゃん到着。
ジョージ「なんでもっと速く…!」
襷を渡す時に触れた神童の手が、
4区を走ってきた自分より熱かった。
驚いて神童の顔を見ると、
それでも笑顔(;∀;)
ユキ「顔を上げろ。あいつはもう走ってんだ」
中継「こちら3号車です。寛政大杉山!まったくペースが上がりません!」
テレビ中継を見る神童の実家親族一同の心境が視聴者とリンク。
往路のゴール地点にやってきたカケルとハイジ。
設置された大画面で中継される様子を見る。
神童、フラフラで辛うじて前に進んでいる状態。
神童目線では見えてるものもふにゃふにゃ、
聞こえてくるのは自分の息遣いだけ。
周りの音も聞こえない。
給水要員の短距離陸上部が横から必死に声をかけている映像、
ちゃんと給水したんだろうか(´・ω・`)
ただひたすら神童の苦しそうな呼吸だけ。
王子のぜえはあ呼吸とは全く違ってる。
箱根の坂の映像が、
目の前にそびえる「壁」のように見える。
原作で!知ってたけど!
合宿の時みたいに、
水を得た魚のように箱根ののぼりを
走る神童が見たかったなぁ(´;ω;`)
親戚一同に見せたかったなぁ。
あー、よかった、給水してた(;∀;)
神童の後ろから着いて行く監督を乗せた車。
監督が、放送マイクで囲碁の話を語る。
途中で投了してもそれを責めたり逃げたと揶揄するものはいない。
なぜならその者が最後まで勝とうとしていた事を皆知っているからだ。
その皆の映像、アオタケの面々、
商店街の人たち、
故郷の家族と親戚、
ただたまたま家電量販店で通りすがりに
テレビで見ていた人たちも映る。
監督「神童、無理なら手をあげろ。すぐにお前を止める」
神童にその声が聞こえているかどうかはわからない。
映画では津川雅彦演じる監督が、
軽トラの窓から「もーいい、神童、もー十分だ、もーやめろ」
って叫んでたのが印象に残ってるなぁ(;∀;)
その頃、往路ゴールでは
房総大が往路優勝を飾っていた。
アナウンサー「箱根の山に、新たな『神』が降り立った!」
あー。言いそうよね、そういうセリフ(・∀・)
一方寛政大は、
監督が車から降りて、
神童に並走していた。
足が止まる神童
監督「もういい、よくやった」
手を伸ばす監督。
監督が選手に触ったら、
その時点で「棄権」確定…。
スマホで、テレビ画面でそれを見届ける面々、
テレビ画面を見ていられない
神童の実家のかーちゃん…(´・ω・`)
手がふれる直前に体を起こす神童。
神童「…から…。みんな、待ってる、から…」
再びフラフラで前に進む神童。
カケル(なぜ俺達は、こうまでして走り続けるのだろう。
こんなにも辛くて、こんなにも苦しいことを、
どうしてやめられないんだろう。
仲間、目標、自分のため…、意地と誇り…
わからない、きっと誰にも。
だからみんな、目をそらせないんだ。
だから心に刺さるんだ…!)
カケルの正面映像。
カケルが目に涙をためている。
声優さんの演技も声が震えてる。
ハイジは後ろからの映像だけで、
神童を見ている時の顔がわからない。
神童の周りは、
故郷の雪が降っている映像。
別の意味でゾーンに入っている(´・ω・`)
カケル「……っ!」
ばったり倒れる神童の映像
カケル「神童さん!」
旅館の共用スペースのテレビ画面が映し出す、
神童、往路ゴールの映像。
これは生中継じゃなくて、
夜のニュース映像か何かだね。
旅館のふとんで寝ている神童。
カケル「実家の方には連絡済みです。
看病に来るとおっしゃっていましたが、
丁寧にお断りしておきました」
来るとしても、何時間もかかるだろうしね(´・ω・`)
監督「お前たちを同じような危険にさらすわけにはいかん。
万全の準備を持って明日に臨む、
そっちに切り替えるのが今は先決だ」
おお、大家さん、さすが年の功。
ハイジ「はい」
スマホのテレビ電話画面で
離れている面々にも顔を見せる神童。
神童が顔を見せるまでは不安そうな顔をしているのが、
パッと明るくなってわーっとしゃべり出す。
原作だと携帯電話だし、
携帯電話でテレビが見られるのか?
とか言ってたから、
今の時代に合わせた演出になっている(・∀・)
ムサ「神童さーん(涙と鼻水)」
キング「ムサ!それじゃ顔近づけたって意味ねえから」
ニコちゃん先輩「死んでねえなら問題無しだよ神童ー!」
神童、にっこり
ハイジ「みんな、今日はよく頑張った。明日もチャンスはある!」
ハイジ「明日走るものはくれぐれも寝冷え、食い過ぎに注意しろ。以上だ」
全員「以上!?」
キング「ねえのかもっと有益なアドバイスは?」
ハイジ「無いよ(にっこり)」
キング「おい~」
ハイジ「明日で終わりだ。力を出し切るため、集中する他無い」
落ち着いた顔でハイジの言葉を聞く面々。
神童「あの、あれ、やりませんか。『箱根の山は?』」
ユキ「お前が一番実感込められそうだな」
カケル「やりましょう!」
神童のふとんの周りと、テレビ電話越しに、
ハイジ「箱根の山は?」
「「天下の険!」」
電車で移動するハイジ、カケル、ジョージ
カケル「明日、雪かもしれませんね」
ハイジ「『走』は、親が付けたのか?」
カケル「名前?はい、陸上やってたんで、父親が」
ハイジ「走るのを勧めたのも、親父さん?」
カケル「いや、うち、そういうコミュニケーションは…
えっ、なんでそんなこと」
カケルの場合、物心ついたころから
「歩くより走る方が楽」とか言ってたもんな(;・∀・)
ハイジの昔語り入りまーす。
陸上監督をやっている陸上バカな父親の話。
原作だとさらに、太らない家系だから陸上向きの太らない子を産んでくれそうだと母親を結婚相手に選んだ、という話まで入って来るからな(;・∀・)
足が痛いと監督=父親に言えずに、
ひたすら無理して走って、足を壊しちゃったハイジ。
泣きながらトラックにシューズを叩きつけるハイジ。
目が死んでる。
ハイジ「でも走れなくなって初めて走りたいと心から思った」
アオタケに来たばっかりのハイジ、
ハイジと出会ったばかりの
他の面々が1年生の頃の映像も流れます。
ハイジ「今度こそ、走ることを真剣に望む仲間と、夢を見よう。
弱小でも素人でも、素質と情熱があれば、
きっと、走ることはできると」
王子の山のようなダンボール(マンガ)を
率先して運ぶハイジさんww
ハイジ「結果、こんなにも、みんなを振り回してしまった」
ハイジさん、よわよわです(´・ω・`)
カケル「10人しかいないのは、わかり切っていた事です
でも10人じゃない」
ハイジさん、はっとカケルを見る。
カケル「商店街、大学、遠くの誰か。
そう言う人たちも含めてチームです。
誰も振り回されたなんて思ってない」
まっすぐハイジを見るカケル。
カケル「仮に振り回したんだとしても、
俺がそれを感謝していることを忘れないでください」
気持ちが入れ替わった顔になるハイジさん。
カケル「走りましょう。
今までで最高の走りをするんです。俺達が」
あんなに不安定だったカケルを
ハイジが受け止めて来た今まで。
そしてカケルに弱音を吐けるようになった
弱気になったよわよわハイジを
がっしり受け止められるようになったカケル。
発する言葉に迷いが見えないよ(´▽`)
翌早朝、
監督と神童とユキは同じ部屋に泊まっている。
復路第一走者ユキ、起床。
そしてED
来週は「さよなら、美しきこの世界」
これは原作でユキが、
復路の山下りで3分を切るスピードで走りながら
そこでしか見えない景色を、
「美しくて、寂しいところ」と
称したとこから来てるんだろうな。
大好きなシーンだからどんな風な
演出と映像になるか楽しみだ。
そして、みんなその存在を忘れかけている榊君が
そろそろ登場しますよー(´▽`)
次回、風が強く吹いているは
・ユキの雪解け
・ニコちゃん先輩はしゃぐ
・榊にちょっかいかけられるキング
の三本です!
多分な(・ω・)
風が強く吹いている21話感想はこちら
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