アドル・クリスティン(18歳)
職業:未知の刺激を求めてあちこちウロウロする剣士(この話の最後に冒険家になる)
好きなこと:冒険
趣味:人助け。記憶が無くても人助け。記憶が無くてもお人好し
弱点:溺れたらいろいろ落とす
特技:メモ魔
PSPで発売されたイース7・アルタゴの五大竜(2009)に続いてのパーティプレイ、
PSPvitaで発売されたイース・セルセタの樹海(2012)
PCエンジン版イースIV The Dawn of Ysが1992年発売でしたのでなかなかの年月。内容は全く違いますが。
発売後さらに8年後に、初プレイ。
さらに2年後、周回2回目プレイしました。初回プレイの時に速攻で逃げ帰った、ラスボスより強い隠しボスに挑戦。無事勝利してそこのエリアを探索して無事地図100%になりました。
正直イースIV The Dawn of Ysは、ゲームとしてアクションが辛くてあんまり好きじゃないのですが曲が好きなのですよ米光アレンジ。だからセルセタの樹海でまた聴けるのがめちゃくちゃ楽しかった。
The Dawn of YsのOP曲が結構好きでしたがさすがにセルセタの樹海のOPは違う曲で残念だなあと思っていたらなんとフィールドの曲で使われててわーいっ。
ガディスさんが声優さんそのままで「ぶっ殺してやるぅ!」が入ってたのがワロタ。PCEの時はほんまにうるさかったし。そしてリーザも白鳥さん続投。
イース7では誰かわからない人がアドルさんの戦闘中の声を演ってましたが、
ここから梶裕貴アドルになります。つぶやきなどの声は無くて戦闘中の声だけなのでこの後に出るイース8、イース9に比べたらまだまだボイス少なっ!って思いますが、初めて聞いた時はもうめっちゃ梶裕貴で笑。
他のパーティキャラは戦闘中の声はもちろんイベントやつぶやきにもボイスあり。
18歳ということは言わずと知れたイース1・2からたったの24年後(アドルさんの体感1年後)
オープニングにちらっと「Adol Christine」の名前が入った墓碑が映ったり(苔むしているのはおかしいが名前を隠すために仕方がないと思われる仕様)、スタートしていきなりHP1以下(憶測)の状態で、ここはどこ僕は誰状態の赤毛の青年が街中で行き倒れたりしてもう何が始まるかわくわくですねアドルさん。
HP1以下で体を動かせないぐらい弱ってて道端に倒れてさらに雨に打たれていたアドルさんを助けて飲み物を出してくれた宿酒場の人優しいです。そしてその程度であっちゅう間にHP全快する体力オバケのアドルさん。そんなアドルさんの前にあからさまに親しげに現れる男性「相棒のデュレン様だ!」
アドル「誰?」
新規プレイヤー「誰?」
古参プレイヤー「誰?」
イース4プレイ済みプレイヤー「誰!?」
のちの記憶でわかりますが本来の相棒ドギさんとここの街まで来たのですがイース2に出てきたお医者さんのフレア・ラルさんとセルセタの花(薬効が高い)を探してゲットしてからドギさんはこのフレアさんをランスの村まで送ってくるわ~ひとりでウロチョロすんなよ、と一時的にお別れしたようです。
しかし「入ったら迷って帰ってこられないという噂のセルセタの樹海」を目の前にしてアドルさんはじっとしていられるわけがなく、かなりの軽装で樹海にちょこっと入ってみたらしいアドルさんは樹海の外の人に全然知られてない樹海の中の集落の人と仲良くなったり、どうやっても渡れないという大河を渡る方法を見つけたり、有翼人のエルディールさんからの招致を受けて迎えに来たリーザのソルに乗ったりエルディールさんから太陽の仮面を預かったりしたけど黒いエルディールさんに追いかけられて体力ゼロになって動けなくなった場所が滝の上の川で攻撃を受けて滝つぼに落ちて荷物と記憶を紛失。しかし荷物(太陽の仮面)は滝の上にあったのに黒いエルディールさんもエルディールさんも確認しなかったとは。エルディールさんのとこに招致された人はハイランドのこととエルディールさんのとこに来たという記憶だけが無くなるシステムのはずがなぜか記憶全部紛失。エルディールさんの声は田中秀幸氏。とてもいいですね。
実はそれを監視を兼ねて見ていたデュレンさんがアドルさんを川から引き上げてくれて街まで連れてきてくれてそのあとなんとかしようとしたけどちょっと目を離した隙にアドルさんはふらふらと一人で行ってしまった。ここからがゲームスタート。
ものすごい金髪美少女を前に龍神兵ソルのことしか訊かないアドルさん。
ゲームの当面の目的のひとつは「セルセタ全土の地図を作る」で、マッピングは自動なので楽。進捗報告でお金やアイテムをもらえるけど100%達成のためには端っこまで歩かないと後から痛い目を見る。そしてセルセタ全土に散らばったアドルさんの記憶の欠片やほかの人の記憶をゲットして行きながらストーリーが進んでいく。
イース4The Dawn of Ys パーフェクトコレクションVol.2
こちらの闇の三人組デザインを見てたら、
セルセタの樹海の闇の三人組への感想は「めっちゃ可愛い」である。
これまでのぼっち旅とは違って、選択肢がたくさん出てきてさらに面白選択肢がある。そしてデュレンさんががっつりツッコんでくれるのでアドルさんってこんなにおちゃめなのかよ!と確認できるところがなかなかに新鮮。なによりツッコミが優秀なわけですが。今までのアドルさんの冒険だと困ったり焦ったり驚いたり喜んだり…という感情の起伏が見えないので。動く方の3DキャラCGの表情は固定だけどどんな表情をしているかツッコミで教えてくれたりする。(パーティプレイ初のイース7ですらアドルさんの表情に対してツッコミが入ったのはガッシュさんからの1回だけ)
それにしてもデュレンさん、最初でこそアドルさんに対して「お前あれだろ、お人好し!俺が一番嫌いな人間だ」なんて言ってたのですが、実はデュレンさんはアドルさん以上にお人好しなのがわかっていくのがすごくいい。
システム、戦い方はイース7、8、9とそれほど変わらない。フィールドカメラが固定なのでイース8、9に慣れてるとなんか画面が固いと感じる。最初のでかい街キャスナンは結構広いし家の中にも人いるし街の人全員会話が大変。
記憶を無くす前につけていた冒険日誌のメモに、有翼人像のイラストと「like feena?(フィーナに似てる?)」って書いてあるのはグッとくる話です。(実際にゲームをやってたらその絵はすぐにセリフ枠に隠れるので全く確認できませんが)そして記憶を無くしたアドルさんがこの有翼人像を見た時に「誰かに似てる」って思うのがさらにグッときます。
しかしプレイヤー的には24年以上前のことですがアドルさんにとってはたった1年前のことなので、ほんとにただ、なんか似てるなぁって思っただけかもしれませんけど。エルディールさんをモデルにした有翼人像らしいので「誰か」とはエルディールさんかもしれませんし(身も蓋もない)
ゲームの終盤、最後の記憶「エルディールさんがアドルに『冒険家』の称号を名付ける」を思い出した時点で多分その他全部の記憶を思い出したんだろうと思います。
というわけでこれからはあちこちに行っては「職業:冒険家」を名乗って「変なやつ」「怪しいやつ」と言われる日々が始まるわけですね。
それにしても残念なのが、ストーリーはここで終わりです。スパーっと終わりです。普通だったらエルディールさんのとこに来たことは記憶から消えるのですが、アドルさんは覚えている。エルディールさんの家で見た未来の英知は覚えているけど詳細は本には書いていないという意味ですっぱり終わりです。みんなとどんな感じでバイバイしたのかはまったく描かれてなくて不完全燃焼、残念。エンディングはしつこく書いてほしい。
ずり落ちる10秒前。
半袖お衣装の方を描いたことがなかったので描いてみた。
アドルさんは覚えているからこそ、50歳代で生家に帰って来てアレコレ思い出しながら本を書いていた時に、エルディールさんちにあった地図を張り付けた球体、あれが実は自分たちの住んでいる大地の状態だと気づいたんだろうな。それまでは大地は平べったいのが当たり前の知識で端っこは西の果て・東の果てとか言われてるし。だから球体の大地の端っこ=北極点を目指して旅立っちゃったと。
セルセタの樹海:改がPS4で発売中。
イースまとめはこちら
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