ついに来ました桜田門外の変。
井伊が出てきて以来、この日を待ちわびていた…
はずなのに、演出がよかったです。
井伊をおもいっきり憎たらしく書いてあるのは
桜田門外の変で殺される時「ざまーみろ」
って気分にさせるからに違いない。
殺されるときも悪あがきしたりして、
などと思っていたのですが、
ここでぐっとこさせるとは…。
家定の遺言を「聞いてなかった」ことにしたエピソードは、
所詮うつけの上様の戯言だしー
自分が聞いてないって言えばうやむやになるわー
と言う風に思っていただろうと思った。
茶の湯の席で
(観ながら「茶にはお茶菓子が欲しい…(´д`)」と思った母娘)
やっぱりお茶室という特別な空間がなせる技、とも感じた。
井伊は自分なりの信念を貫いて国を護ろうとしてる。
そこは阿部さんや斉彬と同じまっすぐさを感じずにはいられない。
ふくさを贈られて家定の事をぽろりと話す井伊。
上様はうつけじゃなくて御台所の人となりを理解してたんだな、
と感じたんじゃないかなーなどと思ってみたり。
本当にこんな心を通わせ始めたことがあったかどうかなんて
当事者じゃないとわからないけど、いいエピソードでした。
3月3日の雛人形は時代物すぎてちょっと怖かった。
籠の中で井伊がふくさをじっと見ている。
そして襲撃。
自分の役目はこれで終わる、と覚悟を決めている態度。
いつこんなことがあってもおかしくないと考えていたに違いない。
これからの事は、ふくさの贈り主なら任せることが出来るかもしれない。
後のことはよろしくお願いします、と考えたのでしょうか。
なんだかいろいろ余韻が残る演出でした。
わー、死にたくないよーって
じたばたしてくれれば全然印象も違ったのに(´;ω;`)
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