戦闘糧食つながりで、缶詰本に興味をもってみました。
16×15センチの小さめの本なのですが、
綺麗な写真と92個の缶詰についての批評がこれまた面白い。
味について事細かに書いている缶詰もあれば、
デザインについて語ってる缶もある。
とにかく文章が面白くてオススメ。
たとえばとあるうずら卵水煮缶(業務用)は、
缶詰の側面にうずら一羽と卵3個のイラストが入っている。
そしてその缶詰の評がこれ
>「親鶉のつぶらな瞳に覚える罪悪感」
>どうして鶉の卵は淋しそうなのだろう(中略)
>そう、それは人間によって引き裂かれた親子の悲しみのせいだ。
>この缶からも、鶉の卵55~56個分の親鳥の嘆きが聞こえてくる。
>ああ、この空き缶はかわいそうで捨てられない。
ここではあえて詳しく書かないが、
92個目の缶詰の評にちょっとぐっと来たのは秘密。
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