まず最初に言いますと
「普通の人にはオススメできない本です」
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なぜこんなタイトルの本を読むことになったのかというと、
綾辻行人の「暗闇の囁き」を読んだら、
プロローグで遠足中の小学生が山で惨殺される事件がありまして
で、これの犯人誰やねんと思ってたら
そこには触れることなく物語は終了
(・∀・)?
検索してみるとどうやら
「殺人鬼」という本で犯人が書かれているらしい。
そうか、そんなら読んでみるか
と思った自分バカヤロウorz
普通、連続殺人鬼なんて物語があったら、
その犯人がなぜこんなことをするのか
こんなことをする精神状態になったバックグラウンドとか
その心情とかなにやらが後から語られて
殺人はいくないけど、犯人にも同情が…(´・ω・`)
なんてことになるのだけれどこの本の殺人鬼に関しては
そういうこと全く無し!
というか誰も知らないし本人も知らないから語られないし!
ただただ、残酷に嬲り殺したら自分が楽しい殺人鬼です。
ある意味そこはストレートで純粋(?)です。
最初に
・ふたり生き残る
・この物語を書くにあたってちょっとした趣向(罠)がある
と書かれている。
最初はその罠を探してやるつもりで
登場人物の名前、年齢、職業なんかをメモったのですが
その後殺人鬼が出てきた時点で
ぶっとびました。
殺す描写もその後の死体の描写も目が上滑りして全然しっかり読めませんでしたorz
キャンプ場に現れた殺人鬼といえば
13日の金曜日のジェイソンでそっちは見たことないんだけど
斧でバッサバッサ殺していくのかな~と思いきや最初の犠牲者を
(ネタバレ含むので反転)
「夜に青姦している男女を杭で二人まとめて串刺しにした」時点で
なんかヤバイ、斧でばっさりなんて楽に死なせてもらえない予感がしたのだけど
「被害者の反応を見ながら斧で手足を落としていったり」
その後も生活反応アリ切断面のオンパレード、
とても口に出せないいろんな拷問殺人の数々。
殺し場面と、その後、別の人がその死体を見つける場面で
最初に出てきた「ちょっとした罠」のヒントが隠されているのだけれど
そんなとこじっくり読んでられない(((( ;゚Д゚)))ガクブル
今回は現場が山の中で、
凶器も斧とか木とか自分の肉体ぐらい(?)しかなかったのですが
続編の「殺人鬼2」はなんと舞台が「病院」
拷問殺戮器具目白押しだね!!(゚∀゚)
誰が読むかそんなもん!!!ヽ(`Д´)ノ
(褒め言葉です)
以下、「ちょっとした罠」についてネタバレ含む
↓
↓
・最初に誰かが吐き気と体中の痛みを訴えてのたうち回っていたけど、
「腰が痛い」と書かれていたので
ああ、これは最初に青姦中串刺しにされた大八木君の痛みを誰かが受信したな、
というのは分かりました。
ただ、誰が受信したのかなんて考えてませんでしたが 。
・ここに出てくる(若い)女性二人の苗字が、千歳と茜。
これって、わざと名前みたいな苗字にしているんですよね。
この苗字だけでそのまま女性を連想させてしまう。
・話題とか心のつぶやきの中でみんな「兄」だの「姉」だの出てくるけど
全員兄姉持ちなのかな~
とは思っていましたが、茜さんち以外は双子だとは思いませんでした。
兄姉と書かれるとどうしても何歳か年上を無意識に想像してしまうのですね~
いやはやひっかかりました。
最終的に突飛な超常現象ありきのこの物語なのですが、
そこの超常現象に関してずるいとかは思いません。
あってもOK
ただ、
・双子の由起子・由美子が同じ「ユッコ」という愛称で呼ばれているのはあかんでしょ。
それは無理がありすぎでしょ。
そこは苗字の茜でよかったのでは。
どうせなら、麻宮君のお母さんの名前を「茜」にして
同じだから気になった、にしておけば良かったのに~
・被害者が殺される場面とその後死体発見時との衣装の相違
服の色とか全然重要視してないのでさらーっとしか見てませんでした。
ただ、沖元君が殺されるシーンで
「コンタクトレンズがズレて痛くて涙が出る」
死体発見時に
「黒縁の眼鏡を踏んだ。沖元くんがつけていたものだ」
という明らかな相違があったのですが、
「コンタクトしている人が眼鏡持っていてもそれは普通(・∀・)」
と私の脳が処理したために覚えているくせにスルーしましたw
・磯部さんちの智史君はつまり、
お母さん(姉)と喧嘩をして家を飛び出したあと、
叔母さん(妹)の自転車に当たって吹っ飛ばされて車に轢かれたってことですよね
・ふたり生き残るって書いてたから
麻宮君も生き残ると思っていたのに…(´・ω・`)
・第1部 B
・第2部 A
・第3部 B
・第4部 A
・第5部 A &B
なるほど、章の最初に謎でありすべての答えが完結に書かれているとは…Σ(´д`ノ)ノ
このブログすら怖くて途中からスルーしてしましました。
夜眠れなくなっちゃうよ~
トイレも一人で行けないぞー
このブログにはそれほど怖いことは書いていないつもりです。
伏せているところ以外は。
読み終わった夜は怖くてたまらなかったけど
数日たったのでもう大丈夫です。
あとは図書館にこの本を返却するだけ(笑)