読書の時間

どろろ(漫画)感想

「どろろ」は、ゲームで興味を持ち、原作を読んだ派です。

ゲームでは大人っぽい百鬼丸も、原作ではまだ子供。
(時代的に元服の年頃っぽいから、大人扱いだろうけど)
悩んで苦しんでいる様子がよく出てくる。
自分には何も無い何も出来ないと言っては泣き、
恋人を殺されては泣き、産みの親、弟の存在に心を乱され、
子供を捨てようとする親を叱りとばしては泣く。
手塚漫画の泣きシーンはぐっとくるなあ。

戦国時代という設定上、農民が理不尽にバサバサ殺される。
理不尽過ぎるんだけども誰も何も出来ない。
その中で、どろろはちゃんと怒る。
殺された幼い兄弟を葬る時に、
土をかける前に子供の頭をなでるというひとコマに泣かされる。
魔神に脅かされていた村を百鬼丸が魔神を倒して救っても、
今度は百鬼丸が異端扱いされて、礼も言われず追い払われる。
それに対して百鬼丸も何も言わずに出て行くんだけども、
どろろはちゃんと怒って泣く。
どろろのそういうところに百鬼丸も救われているんだろうなあ。・゚・(ノ▽`)・゚・。

打ち切りのような状態で終わってしまうけれども、
最後までちゃんとした形で読みたかったなあ、残念。

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